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Posted by さがファンブログ事務局 at

またまた漢字の話

 唐突に「憲」と「害」という字は形が似ているなと思い、またまた字の成り立ちを調べたくなりました。やはりこの二つの字は成り立ち上‘家族’とされるようです(ただし、現在、憲の部首は「心」、害の部首は「うかんむり」ですが)。
 さらに「憲」の字の中央にある「罒」が気になりだしました。仕事柄よく目にする警察・留・無・刑。その他「罠」とか「罵詈」とか「罒あみがしら」という部首を持つ若干強面感のある?これらの文字と「憲」は仲間なのかと思い調べてみたところ、上に挙げた文字は「罒=网=網」で、憲は「罒=目」ということで、遠い親戚だけど身内ではないようです。

 ここでもう一度「憲」と「害」に共通する上半分の成り立ちについて見てみると、そこには
  ①うかんむり(屋根)+圭(覆い隠す)
  ②うかんむり(容器)+丯(傷つける)
  ③うかんむり(阻む)+丰(進む)
など、様々な説があるようで、いずれにせよ目と心の上にこの上半分①~③が載ることによって「憲」=掟・決まりごとという意味になったそうです(少数意見として、「憲」とは、うかんむり(盾)+丰(進む)+目心=正しい心で見てつき進むこと、という説もありました)。
 同様に「害」=人・口の上に①~③が載り、押さえつける・邪魔するという意味を表すことになったようです。

 成り立ちからすると「憲」と「害」が似ているのは納得できましたが、仲間ではあって欲しくないなとの思いが湧き上がってきます。
 願わくば「憲」の字は、人々の意見を押さえつけるものではなく、私たちが誇らしげに掲げるような意味を持つ文字であって欲しいです。
 この文字の上半分は、いっそのこと「宝」という形だったら良かったのにね・・・。
 T   

  


Posted by すず風 at 17:35